君に逢いに来た

「あ、2つだけ伝えたいことがある。

 そのために君に逢いにきた」

君は黙ってサンタの僕の話を聞いてくれた。

「泣いている君へ

 もう、泣かないで!!
 
 僕は…恋人はもう君のそばにはいられないから。
 
 このまま君が泣きっぱなしなんじゃないかって心配だよ。
 
 泣かないでほしい」

「無理だよ。
 
 恭介は私のせいで死んだ。

 私が恭介の優しさをためして走って逃げたから。
 
 私を追った恭介は車に気づかなくってひかれて。

 もう、逢えなくなった」

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