卒業式の告白を叶えたい元教え子に、こじらせ先生は溺愛される~再会は深愛の始まり
「着信があったけど無視した。今日は耀の家に泊まるからってだけ、メッセージ入れた」
「はぁ・・・勝手にもう・・・食事に行ったのも、何か事情があるかも知れないし、本人からちゃんと聞けよ。今すぐ電話しろ」
「嫌よ。何か悔しいじゃない。余裕のない妻で」
「変な意地張って、酔い潰れる方がどうなんだよ。タクシー呼ぶから帰れよ」
「やだ、今日は泊めて。いいでしょ、奈菜ちゃん」
「えぇ、もちろんです」
「奈菜っ!」
「だって、こんなに酔ってちゃ危ないし」
「ほんとに・・・明日は帰れよ」
「うん・・・もう寝る」
耀はお姉さんをベッドに連れて行き、お姉さんは泣き疲れたのか、すぐに眠ってしまった。
「せっかくのムードぶち壊して」
耀はため息をついて、ソファに座った。
「今日の私と一緒だね。お姉さんの気持ち分かるよ」
「奈菜の可愛さと違うさ。兄さんを気の毒に思うよ」
「可愛いじゃない。あんなに酔い潰れるまで呑んで、泣き疲れるなんて」
「甘いよ、奈菜」
私も耀の横に座った。
「まぁ、あんなに酔い潰れたら、しばらくは起きないだろ」
耀は私の方を向き、抱きしめた。
「気を取り直して、続きだ」
唇を奪いながら、耀の手が服の中に入り、体を撫でる。
「奈菜・・・」
耀の吐息混じりの声と同時に、またインターホンが鳴った。
「何だよ、邪魔ばっかり」
耀はイライラしながら、カメラを見た。
「えっ、兄さんか・・・」
初めて見るお姉さんの旦那さんは、事務所の所長でもっと偉そうにしてるのかと思ったけど、凄く物腰柔らかそうな人だった。
耀は、「どうぞ」と言って、中に通した。
私は慌てて、乱れた服と髪を整えた。
西沢さん、きっと、お姉さんを心配して迎えに来たんだ。
「凄く優しそうだね」
「あぁ、優しいし真面目だし、地頭が良い。でも、やり手だぜ。怒らすと怖い」
「そ、そうなんだ」
玄関を開けると、西沢さんが立っていた。
「はぁ・・・勝手にもう・・・食事に行ったのも、何か事情があるかも知れないし、本人からちゃんと聞けよ。今すぐ電話しろ」
「嫌よ。何か悔しいじゃない。余裕のない妻で」
「変な意地張って、酔い潰れる方がどうなんだよ。タクシー呼ぶから帰れよ」
「やだ、今日は泊めて。いいでしょ、奈菜ちゃん」
「えぇ、もちろんです」
「奈菜っ!」
「だって、こんなに酔ってちゃ危ないし」
「ほんとに・・・明日は帰れよ」
「うん・・・もう寝る」
耀はお姉さんをベッドに連れて行き、お姉さんは泣き疲れたのか、すぐに眠ってしまった。
「せっかくのムードぶち壊して」
耀はため息をついて、ソファに座った。
「今日の私と一緒だね。お姉さんの気持ち分かるよ」
「奈菜の可愛さと違うさ。兄さんを気の毒に思うよ」
「可愛いじゃない。あんなに酔い潰れるまで呑んで、泣き疲れるなんて」
「甘いよ、奈菜」
私も耀の横に座った。
「まぁ、あんなに酔い潰れたら、しばらくは起きないだろ」
耀は私の方を向き、抱きしめた。
「気を取り直して、続きだ」
唇を奪いながら、耀の手が服の中に入り、体を撫でる。
「奈菜・・・」
耀の吐息混じりの声と同時に、またインターホンが鳴った。
「何だよ、邪魔ばっかり」
耀はイライラしながら、カメラを見た。
「えっ、兄さんか・・・」
初めて見るお姉さんの旦那さんは、事務所の所長でもっと偉そうにしてるのかと思ったけど、凄く物腰柔らかそうな人だった。
耀は、「どうぞ」と言って、中に通した。
私は慌てて、乱れた服と髪を整えた。
西沢さん、きっと、お姉さんを心配して迎えに来たんだ。
「凄く優しそうだね」
「あぁ、優しいし真面目だし、地頭が良い。でも、やり手だぜ。怒らすと怖い」
「そ、そうなんだ」
玄関を開けると、西沢さんが立っていた。