卒業式の告白を叶えたい元教え子に、こじらせ先生は溺愛される~再会は深愛の始まり
【耀の傍で前に進む】
4月に入り、教室に来ていた子供達は、殆どが高山さんの所に行く事になって、初めの2週間だけお手伝いをした。
高山さんの人柄と、高山先生の勉強意欲の引き出し方で、子供達はあっという間に、新しい環境に慣れた。
高山さんの塾「高山塾」は、高山先生が週2回ほど顔を出すことで、新規の塾生も増え、高校生より、小学生、中学生からの問い合わせがあるようで、色々と今後の経営を考えているらしい。
耀の事務所に行く前に、お店に顔を出すと、高山さん親子も顔を出していた。
「お陰様で、毎日とても充実しています。こんなチャンスを与えてもらって、感謝してます」
高山さんは活き活きとした笑顔で、私達に挨拶をしていた。
「新庄先生、じゃなかった、奈菜先生。いつでも家に来て下さいね」
高山先生は相変わらず、私をからかってくる。
「はい、今度お邪魔しますね」
「俺同伴だけどね」
「いえ、奈菜先生だけで来て下さい。北見さんは毎日一緒なんだから、いいじゃないか」
「言い訳ないよ。油断も隙もない。それと北見先生って言いなよ」
「じゃあ、奈菜先生じゃなくて、奈菜さんにするよ」
2人の目線がぶつかって、火花が散りそうだ。
「はいはい、そこまで。奈菜、うちの事は心配しなくていいよ。奈菜の代わりの人、決まったから、北見くんとこの仕事と、家のことに専念したらいいから。ねっ!」
「ありがとう、美和」
「山坂さん、ありがとうございます」
高山さんの人柄と、高山先生の勉強意欲の引き出し方で、子供達はあっという間に、新しい環境に慣れた。
高山さんの塾「高山塾」は、高山先生が週2回ほど顔を出すことで、新規の塾生も増え、高校生より、小学生、中学生からの問い合わせがあるようで、色々と今後の経営を考えているらしい。
耀の事務所に行く前に、お店に顔を出すと、高山さん親子も顔を出していた。
「お陰様で、毎日とても充実しています。こんなチャンスを与えてもらって、感謝してます」
高山さんは活き活きとした笑顔で、私達に挨拶をしていた。
「新庄先生、じゃなかった、奈菜先生。いつでも家に来て下さいね」
高山先生は相変わらず、私をからかってくる。
「はい、今度お邪魔しますね」
「俺同伴だけどね」
「いえ、奈菜先生だけで来て下さい。北見さんは毎日一緒なんだから、いいじゃないか」
「言い訳ないよ。油断も隙もない。それと北見先生って言いなよ」
「じゃあ、奈菜先生じゃなくて、奈菜さんにするよ」
2人の目線がぶつかって、火花が散りそうだ。
「はいはい、そこまで。奈菜、うちの事は心配しなくていいよ。奈菜の代わりの人、決まったから、北見くんとこの仕事と、家のことに専念したらいいから。ねっ!」
「ありがとう、美和」
「山坂さん、ありがとうございます」