好きになってよ、俺のこと。
「ごちそうさま」
私のお弁当を、結局ふたりで半分こして食べた。
私はそれでも十分だけど、都輝くんは物足りないんじゃないのかな?
「あっ、あの。そういえば、都輝くんのご飯は……? 持ってきてないの?」
「俺のご飯? もちろんあるよ」
すると突然、都輝くんに肩を押され視界が反転する。
「えっ……」
気付けば私は床に押し倒されていて、都輝くんに上から迫られる。
「俺のご飯は、亜実ちゃんだよ」
は!?
わ、私!?