ギャルは聖女で世界を救う! ―王子に婚約破棄されたけど、天才伯爵に溺愛されて幸せなのでおけまるです!―
聖女たちに、神は2つのギフトを与える。一つだけ叶えられる願いと、人並みならぬ魔力だ。そして、願いと魔力はトレードオフの関係になるらしい。
つまり、願いが難しいものであればあるほど、与えられる魔力は少なくなる。逆に、願いが簡単であればあるほど、与えられる魔力は多くなる。
そして、聖女エミの願い「ド〇キで売ってる化粧品が好きなだけ出てくるコスメボックスがほしい」という願いは、あまりに神にとって造作のないことだった。そのため、与えられる魔力がとんでもないことになったらしい。
「なんかさぁ、そのせいで頼んでもいないのにハンパない魔力もらっちゃってさぁ、こちとら大迷惑よ? めっちゃ持て余したわ~~!」
「なるほど、興味深い……。神もまさかそんな突拍子のない願いをされるとは思っていなかっただろう」
「『そんな願いで大丈夫か? これから異世界を生きることになるんだぞ?』って三回くらい聞き返された☆」
「お前は神すら困惑させたのか……」
ディルは眉間の皺を揉む。さすが規格外の聖女と言ったところか。
つまり、願いが難しいものであればあるほど、与えられる魔力は少なくなる。逆に、願いが簡単であればあるほど、与えられる魔力は多くなる。
そして、聖女エミの願い「ド〇キで売ってる化粧品が好きなだけ出てくるコスメボックスがほしい」という願いは、あまりに神にとって造作のないことだった。そのため、与えられる魔力がとんでもないことになったらしい。
「なんかさぁ、そのせいで頼んでもいないのにハンパない魔力もらっちゃってさぁ、こちとら大迷惑よ? めっちゃ持て余したわ~~!」
「なるほど、興味深い……。神もまさかそんな突拍子のない願いをされるとは思っていなかっただろう」
「『そんな願いで大丈夫か? これから異世界を生きることになるんだぞ?』って三回くらい聞き返された☆」
「お前は神すら困惑させたのか……」
ディルは眉間の皺を揉む。さすが規格外の聖女と言ったところか。