ギャルは聖女で世界を救う! ―王子に婚約破棄されたけど、天才伯爵に溺愛されて幸せなのでおけまるです!―
 とにかく、媚薬の効能は永久的に続くものではない。数度絶頂に達すれば媚薬の効果はマシになるはずだ。

「軽く達したようだが、これで少しは発散できたか?」
「……ううん、まだ、ムズムズする……」

 まだ媚薬が身体に残っているらしいエミは、潤んだ瞳でディルを見つめる。

「だから、……次は、あたしが頑張る、ね」
「お、……おい!」

 急に伸びてきたエミの手が、布ごしにディルのモノを掴む。ずっしりと熱を帯びた強ばりを、エミの指がゆるゆると愛撫した。
 布越しの刺激に、ディルはくぐもったうめき声をあげる。

「ホント、おっきいよねぇ……。これがあたしのナカにはいったとか、信じらんない……」
「うっ……、はぁ……」

 熱い快感がせりあがってくるのに気づき、ディルは慌ててエミの手首を掴む。

「……ッ、これ以上はダメだ。ガウンを汚す」

 ディルはそれだけ言うと、荒っぽい動作で着ているものを全て脱ぐ。
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