ギャルは聖女で世界を救う! ―王子に婚約破棄されたけど、天才伯爵に溺愛されて幸せなのでおけまるです!―
 ずん、と下から穿ってやると、エミは悲鳴のような嬌声をあげる。エミの尻を掴み、揺すってやると、エミの嬌声はますます甘くなった。
 グチュグチュという水音が、部屋を満たす。エミは何度も喉を反らしてびくびくと身体を震わした。

「あっ……、下からズンズンするの、……やめ、やめてぇ……っ」

 イヤイヤと首を振るエミに、ディルは噛みつくようなキスをする。

「自分で動くか?」
「動く、動くからぁっ……」

 必死で頷くエミは、膝をベッドにつき、不器用に腰を揺らした。
 法悦の域に至るには足りぬほどの焦れるような動きだったものの、いつもは恥ずかしがって積極的に攻めてこないエミが自分から一生懸命腰を振る姿は、なかなかに煽情的だった。視覚からの快感がすさまじい。
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