ギャルは聖女で世界を救う! ―王子に婚約破棄されたけど、天才伯爵に溺愛されて幸せなのでおけまるです!―
ロイのツッコミに、サクラはもはや聞く耳を持たなかった。
「どうしよう! 時間をかけてでも確実にエミたそを助けようとしてたけど、このままじゃダメ! 今すぐにでも対策を打たなくちゃ。落ち着きなさい私、きっと打開策はあるわ……」
「いや、本当にちょっと落ち着こう!?」
普段は周りの人々が驚くほど明晰な頭脳を持つサクラだったが、もう一人の聖女エミ関係になると冷静さを欠いてしまい、その上大暴走してしまうという、大いなる欠点がある。
ロイは苦い顔をしたものの、こうなるとサクラはだれにも止められない。そう、婚約者であるロイでさえも。
「こうしちゃいられないわ! エミたそは絶対私が助ける!」
「助けなくていいと思うけど……! エリック兄さんだって、なんだかきな臭い動きをしているらしいし……」
「エミたそに身の危険が迫ってる今、エリックのことなんてどうだっていいわ! 私、いますぐ国王様に会って、エミたそを首都に呼ぶように説得してくる! まずはどうにかしてあの男とエミたそを引きはがすのが先決よ!」
「ああー……」
笑顔のまま、ロイは逡巡する。
(……うーんまあ、ソーオン伯は頑張ってくれ)
「どうしよう! 時間をかけてでも確実にエミたそを助けようとしてたけど、このままじゃダメ! 今すぐにでも対策を打たなくちゃ。落ち着きなさい私、きっと打開策はあるわ……」
「いや、本当にちょっと落ち着こう!?」
普段は周りの人々が驚くほど明晰な頭脳を持つサクラだったが、もう一人の聖女エミ関係になると冷静さを欠いてしまい、その上大暴走してしまうという、大いなる欠点がある。
ロイは苦い顔をしたものの、こうなるとサクラはだれにも止められない。そう、婚約者であるロイでさえも。
「こうしちゃいられないわ! エミたそは絶対私が助ける!」
「助けなくていいと思うけど……! エリック兄さんだって、なんだかきな臭い動きをしているらしいし……」
「エミたそに身の危険が迫ってる今、エリックのことなんてどうだっていいわ! 私、いますぐ国王様に会って、エミたそを首都に呼ぶように説得してくる! まずはどうにかしてあの男とエミたそを引きはがすのが先決よ!」
「ああー……」
笑顔のまま、ロイは逡巡する。
(……うーんまあ、ソーオン伯は頑張ってくれ)