ギャルは聖女で世界を救う! ―王子に婚約破棄されたけど、天才伯爵に溺愛されて幸せなのでおけまるです!―
国王から勅命で首都に呼ばれたディルとエミは、移動魔法でもうすぐ首都に向かう予定だ。あと半刻ほどでエミとディルはガシュバイフェンを発つ。
ディルは未だに首都に行きたくないと渋っているものの、エミは素直に喜んでいた。
「も~、久しぶりにサクぴにゆっくり会えるのテンアゲの極み~! この前はドラゴンのアレコレであんまり話せなかったの、なにげに気にしてたんだよね~♡」
「聖女サクラ様とは、がーるずとーく……、とやらをするんですよね?」
「めいびぃ~! まあ、サクぴはなんか話したいことがあるらしいし、夜までガチトークするんだ♡ マジでこういうの久しぶり~!」
「私たちはエミ様がいないと、本当に寂しいです。でもまあ、ディル様がいないのはちょっぴり助かるなぁとは思いますけど……」
メイドたちは顔を見合わせてクスクスと笑う。極度に綺麗好きで神経質なディルがいないだけで、この屋敷の仕事量がかなり減るのだ。メイドたちはそれが嬉しいらしい。
「コラ、お前たち! この屋敷のご主人様の悪口を大っぴらに言うんじゃないよ! ちょっと気持ちは分かるけどね!」
ディルは未だに首都に行きたくないと渋っているものの、エミは素直に喜んでいた。
「も~、久しぶりにサクぴにゆっくり会えるのテンアゲの極み~! この前はドラゴンのアレコレであんまり話せなかったの、なにげに気にしてたんだよね~♡」
「聖女サクラ様とは、がーるずとーく……、とやらをするんですよね?」
「めいびぃ~! まあ、サクぴはなんか話したいことがあるらしいし、夜までガチトークするんだ♡ マジでこういうの久しぶり~!」
「私たちはエミ様がいないと、本当に寂しいです。でもまあ、ディル様がいないのはちょっぴり助かるなぁとは思いますけど……」
メイドたちは顔を見合わせてクスクスと笑う。極度に綺麗好きで神経質なディルがいないだけで、この屋敷の仕事量がかなり減るのだ。メイドたちはそれが嬉しいらしい。
「コラ、お前たち! この屋敷のご主人様の悪口を大っぴらに言うんじゃないよ! ちょっと気持ちは分かるけどね!」