ギャルは聖女で世界を救う! ―王子に婚約破棄されたけど、天才伯爵に溺愛されて幸せなのでおけまるです!―
「全然おけまるだよ~♡ お仕事おつ~~! えーっと、これからどうするんだっけ?」
「せっかく街に出たからお買い物に行こうと思ってるんだけど、どうかな?」
「え~~! まじで!?」
つけまつ毛に囲まれたエミの眼が、一瞬できらきらと輝いた。サクラは満足そうに頷きつつ、ポケットからスケジュール帳を取り出す。
「ブティックの予約は二時からだし、ちょうどいい時間ね。このまま行こうか」
サクラはさっと手を上げると、後ろに控えていた護衛騎士に馬車を用意するよう伝える。護衛騎士は軽く頷くと、あっという間に走って行ってしまった。
一方、「ブティックの予約」という聞いたことのない単語を耳にしたエミは首をかしげた。
「ねえ首都のブティックって、予約するもんなの? そんながっつり系じゃなくて、ウィンドウショッピング的なライトな感じでもいいよ……?」
「そんなんじゃダメ! エミたそにふさわしいドレスとかアクセサリーを買うんだから」
「で、でもさ、あたし、ドレスあんまり着ないタイプじゃん? ハクシャクにもらった一着で全然よさげよ~?」
「せっかく街に出たからお買い物に行こうと思ってるんだけど、どうかな?」
「え~~! まじで!?」
つけまつ毛に囲まれたエミの眼が、一瞬できらきらと輝いた。サクラは満足そうに頷きつつ、ポケットからスケジュール帳を取り出す。
「ブティックの予約は二時からだし、ちょうどいい時間ね。このまま行こうか」
サクラはさっと手を上げると、後ろに控えていた護衛騎士に馬車を用意するよう伝える。護衛騎士は軽く頷くと、あっという間に走って行ってしまった。
一方、「ブティックの予約」という聞いたことのない単語を耳にしたエミは首をかしげた。
「ねえ首都のブティックって、予約するもんなの? そんながっつり系じゃなくて、ウィンドウショッピング的なライトな感じでもいいよ……?」
「そんなんじゃダメ! エミたそにふさわしいドレスとかアクセサリーを買うんだから」
「で、でもさ、あたし、ドレスあんまり着ないタイプじゃん? ハクシャクにもらった一着で全然よさげよ~?」