ギャルは聖女で世界を救う! ―王子に婚約破棄されたけど、天才伯爵に溺愛されて幸せなのでおけまるです!―
「これまで、エミたそは辛い思いだってしたもの。本当は、こんな思いなんてしなくてよかったはずなのに。だからね、私はこれからのエミたそには絶対幸せになってほしいの」
「サクぴ……」
「だから、エミたそがやりたいことをもっといっぱい教えてほしい。エミたそは優しすぎるんだもん。もっと欲張りに、ワガママになってくれていい。私が、なんでもエミたその願いは叶えてあげる」
「うーん、急にやりたいことって言われても、あんまり浮かばないや。あたしってば、結構ぼんやりしてるし、流されちゃうタイプだからさぁ」
「もう、そんなんじゃダメっ! エミたそは、いつも人のこと優先しすぎなの。そんなんだから冷血伯爵なんかの婚約者になっちゃうんだよ!」
サクラの一言に、驚いたエミは慌ててブンブンと頭を振った。
「ちょい待ち~! ハクシャクと婚約できたことはめっちゃ幸せだったと思ってるよ? マジで最高だからね、あたしの彼ピは!」
エミは自慢げにディルがどれほど優しいかを語り出す。サクラはうさんくさそうな顔をして腕を組んだ。
「絶対ウソよ! エミたそはピュアだから騙されてるに決まってる!」
「サクぴ……」
「だから、エミたそがやりたいことをもっといっぱい教えてほしい。エミたそは優しすぎるんだもん。もっと欲張りに、ワガママになってくれていい。私が、なんでもエミたその願いは叶えてあげる」
「うーん、急にやりたいことって言われても、あんまり浮かばないや。あたしってば、結構ぼんやりしてるし、流されちゃうタイプだからさぁ」
「もう、そんなんじゃダメっ! エミたそは、いつも人のこと優先しすぎなの。そんなんだから冷血伯爵なんかの婚約者になっちゃうんだよ!」
サクラの一言に、驚いたエミは慌ててブンブンと頭を振った。
「ちょい待ち~! ハクシャクと婚約できたことはめっちゃ幸せだったと思ってるよ? マジで最高だからね、あたしの彼ピは!」
エミは自慢げにディルがどれほど優しいかを語り出す。サクラはうさんくさそうな顔をして腕を組んだ。
「絶対ウソよ! エミたそはピュアだから騙されてるに決まってる!」