ギャルは聖女で世界を救う! ―王子に婚約破棄されたけど、天才伯爵に溺愛されて幸せなのでおけまるです!―
「まあとりあえずは、これからハクシャクはあたしの彼ぴっぴってことだよね! 今後ともよろぴっぴ~♡」
エミの一言で、ディルの胸がさらにきゅん、と苦しくなり、さらに脈拍まで速くなっていく。なんだか呼吸まで苦しくなった気がする。
しかし、とあることに気づいたディルはハッとした顔をして、しばらく考え込んだ。
「…………おい、待て、かれ、ピッピ、……よろ、……よろピッピと言ったか?」
「えっ、なになに~?」
「……さっきからお前は一体全体、どの言語で喋っているのだ!? 私はありとあらゆる言語を学んだはずだ。しかし、その中にお前が使うような単語は存在しない!」
サンクトハノーシュ王国随一の天才であるディルの口から大真面目な飛び出たギャル語は、あまりに書斎にとんちんかんに響いた。
ハラハラしながら二人の話を聞いていたセバスチャンが、思わず吹き出しそうになってしまい、慌てて「ウオッホン」と咳払いでごまかす。
一瞬腑に落ちない顔をしたあと、エミはポン、と手を打った。
「あっ、ハクシャクはギャル語わかんない人ね~! りょ! ちょっとずつ教えていくからねん♡」
エミの一言で、ディルの胸がさらにきゅん、と苦しくなり、さらに脈拍まで速くなっていく。なんだか呼吸まで苦しくなった気がする。
しかし、とあることに気づいたディルはハッとした顔をして、しばらく考え込んだ。
「…………おい、待て、かれ、ピッピ、……よろ、……よろピッピと言ったか?」
「えっ、なになに~?」
「……さっきからお前は一体全体、どの言語で喋っているのだ!? 私はありとあらゆる言語を学んだはずだ。しかし、その中にお前が使うような単語は存在しない!」
サンクトハノーシュ王国随一の天才であるディルの口から大真面目な飛び出たギャル語は、あまりに書斎にとんちんかんに響いた。
ハラハラしながら二人の話を聞いていたセバスチャンが、思わず吹き出しそうになってしまい、慌てて「ウオッホン」と咳払いでごまかす。
一瞬腑に落ちない顔をしたあと、エミはポン、と手を打った。
「あっ、ハクシャクはギャル語わかんない人ね~! りょ! ちょっとずつ教えていくからねん♡」