ギャルは聖女で世界を救う! ―王子に婚約破棄されたけど、天才伯爵に溺愛されて幸せなのでおけまるです!―
聖女、疑う!
アレキセーヌの一言によって、サクラ主催のパーティーはあっという間にお開きになった。
ゲストたちが釈然としない顔で帰っていく中、サクラはあちこちに伝令を走らせ、護衛騎士たちにありったけの人員を集めるよう指示する。
状況がいまいち掴めないエミは、サクラの腕を掴んだ。
「サクぴ、いったいどうしたの? アッちゃんが言ってた『例の騒動』ってなぁに?」
「ごめんね、エミたそ。話してしまえば、きっとエミたそを巻き込んでしまうから、今は話せないの。でも、あとでちゃんと全部話すって約束するから……」
「ほんと?」
「もちろん! だから、今は部屋に帰っててくれないかな? 今日はなるだけ城から出ないで、じっとしててほしい。もちろん、緊急事態のときは別だよ」
「それから、今日はなにが起こるかわからないから、念のためいつでも外に出られる用意はしていて」
サクラの真剣な瞳に気圧されて、エミはコクコクと頷いた。サクラは微笑むと、メイドに合図する。すぐにサクラお付きのメイドが走って来て、エミはあっという間に自室に連れ戻された。
ゲストたちが釈然としない顔で帰っていく中、サクラはあちこちに伝令を走らせ、護衛騎士たちにありったけの人員を集めるよう指示する。
状況がいまいち掴めないエミは、サクラの腕を掴んだ。
「サクぴ、いったいどうしたの? アッちゃんが言ってた『例の騒動』ってなぁに?」
「ごめんね、エミたそ。話してしまえば、きっとエミたそを巻き込んでしまうから、今は話せないの。でも、あとでちゃんと全部話すって約束するから……」
「ほんと?」
「もちろん! だから、今は部屋に帰っててくれないかな? 今日はなるだけ城から出ないで、じっとしててほしい。もちろん、緊急事態のときは別だよ」
「それから、今日はなにが起こるかわからないから、念のためいつでも外に出られる用意はしていて」
サクラの真剣な瞳に気圧されて、エミはコクコクと頷いた。サクラは微笑むと、メイドに合図する。すぐにサクラお付きのメイドが走って来て、エミはあっという間に自室に連れ戻された。