ギャルは聖女で世界を救う! ―王子に婚約破棄されたけど、天才伯爵に溺愛されて幸せなのでおけまるです!―
「ぷはぁ、空気がめちゃくちゃおいしーい!」
「……すまない、力加減を考えずに抱きしめてしまったようだ。生きているか?」
「うん、もちろんだよぉ! ほらほら、超元気! イェーイ☆」
両手でピースサインをしてみせるエミに、ディルは思わず安堵の息を漏らした。幸いなことに、エミに大きな怪我はなさそうだ。
ディルとエミは立ち上がると、あたりを見回した。
さきほどまで燃えさかっていた魔晶石の倉庫の火は完全に消えている。それどころか、エミの強大な魔力によって完全に更地と化していた。
ところどころ煙が上がっている場所もあるが、それほどひどくはない。
「一部まだ燃えている箇所もあるが、あの程度であれば放っておけばそのうち消えるだろう。しかし、お前の魔法のスケールは、やはり桁違いだな……。尊敬の念を抱かずにはいられない」
「ハクシャクのおかげだよ! やっぱりしごできの彼ぴ持ってると、サクッと世界救えていいわ~! 大成功じゃん!」
「……すまない、力加減を考えずに抱きしめてしまったようだ。生きているか?」
「うん、もちろんだよぉ! ほらほら、超元気! イェーイ☆」
両手でピースサインをしてみせるエミに、ディルは思わず安堵の息を漏らした。幸いなことに、エミに大きな怪我はなさそうだ。
ディルとエミは立ち上がると、あたりを見回した。
さきほどまで燃えさかっていた魔晶石の倉庫の火は完全に消えている。それどころか、エミの強大な魔力によって完全に更地と化していた。
ところどころ煙が上がっている場所もあるが、それほどひどくはない。
「一部まだ燃えている箇所もあるが、あの程度であれば放っておけばそのうち消えるだろう。しかし、お前の魔法のスケールは、やはり桁違いだな……。尊敬の念を抱かずにはいられない」
「ハクシャクのおかげだよ! やっぱりしごできの彼ぴ持ってると、サクッと世界救えていいわ~! 大成功じゃん!」