ギャルは聖女で世界を救う! ―王子に婚約破棄されたけど、天才伯爵に溺愛されて幸せなのでおけまるです!―
「私が、浮気!? お前という婚約者がいるのに、そのような馬鹿な真似をするわけがないだろうが! そもそも、他の女にうつつを抜かすほど、私は暇ではない!」
「やっぱり、おこぷんになっちゃった?」
「おこぷんだ! さらに言うならば、激おこぷんぷん丸だ!」
「やーん、激おこぷんぷん丸きちゃー。でも、ハクシャクってイケメンだから絶対モテモテじゃん! 不安にもなっちゃうもん!」
「お前という魅力的な婚約者に夢中なのだ。ほかの女のことなんて、眼中にない!」
思わぬ一言に、エミはぽかんとする。ディルは一気にまくし立てた。
「正直に話すが、ここ最近はずっとお前に会いたくてたまらなかった。仕事中もお前のことを考えてしまい、なかなか集中できなかったほどだ。……愛している人に会えないとは、こんなにも辛いことなのだと、しみじみ実感した。プロポーズが終わったいま、もう我慢することはなにもない。これからは毎日会いに行くから、覚悟しておけ!」
「……~~っ!」
突然の告白に、エミの顔が真っ赤になる。ディルの顔も赤い。らしくもない甘い台詞を吐いてしまった自覚があるらしい。
「やっぱり、おこぷんになっちゃった?」
「おこぷんだ! さらに言うならば、激おこぷんぷん丸だ!」
「やーん、激おこぷんぷん丸きちゃー。でも、ハクシャクってイケメンだから絶対モテモテじゃん! 不安にもなっちゃうもん!」
「お前という魅力的な婚約者に夢中なのだ。ほかの女のことなんて、眼中にない!」
思わぬ一言に、エミはぽかんとする。ディルは一気にまくし立てた。
「正直に話すが、ここ最近はずっとお前に会いたくてたまらなかった。仕事中もお前のことを考えてしまい、なかなか集中できなかったほどだ。……愛している人に会えないとは、こんなにも辛いことなのだと、しみじみ実感した。プロポーズが終わったいま、もう我慢することはなにもない。これからは毎日会いに行くから、覚悟しておけ!」
「……~~っ!」
突然の告白に、エミの顔が真っ赤になる。ディルの顔も赤い。らしくもない甘い台詞を吐いてしまった自覚があるらしい。