ギャルは聖女で世界を救う! ―王子に婚約破棄されたけど、天才伯爵に溺愛されて幸せなのでおけまるです!―
「うん……。エリックには悪いことしちゃったかなぁ。せっかく告白してくれたのに、みんなの前で断っちゃった……」
エミが申し訳なさそうに呟くと、後ろからにゅっと手が伸びてきて、優しくエミの頭を撫でた。
「それは断ってもらわないと困るんだが」
「あっ、ハクシャク!」
ディルはどうやら途中から話を聞いていたらしい。サクラは急に話に割り込んできたディルをキッと睨む。
「あら、誰かと思えば冷血伯爵さんじゃない。なんの用? 私、エミたそと話すので忙しいんですけど」
「相変わらず突っかかってくるな。それより、先ほどは奇声を上げて卒倒していたが、大丈夫だったのか?」
「アンタがそれ言う!? な、なんか、あの時はエミたそが婚約したとか聞こえた気がして……」
しどろもどろになるサクラに、エミが無邪気に追い打ちをかける。
「ああっ、そうだった! サクぴに報告なんだけど、ついにあたしってばプロポーズされたんだよ! ハクシャクが選んでくれた婚約指輪がね、超キラキラでおきゃわなの! それにあわせてマニキュアもキラキラにしてみましたぁ♡」
エミが申し訳なさそうに呟くと、後ろからにゅっと手が伸びてきて、優しくエミの頭を撫でた。
「それは断ってもらわないと困るんだが」
「あっ、ハクシャク!」
ディルはどうやら途中から話を聞いていたらしい。サクラは急に話に割り込んできたディルをキッと睨む。
「あら、誰かと思えば冷血伯爵さんじゃない。なんの用? 私、エミたそと話すので忙しいんですけど」
「相変わらず突っかかってくるな。それより、先ほどは奇声を上げて卒倒していたが、大丈夫だったのか?」
「アンタがそれ言う!? な、なんか、あの時はエミたそが婚約したとか聞こえた気がして……」
しどろもどろになるサクラに、エミが無邪気に追い打ちをかける。
「ああっ、そうだった! サクぴに報告なんだけど、ついにあたしってばプロポーズされたんだよ! ハクシャクが選んでくれた婚約指輪がね、超キラキラでおきゃわなの! それにあわせてマニキュアもキラキラにしてみましたぁ♡」