ギャルは聖女で世界を救う! ―王子に婚約破棄されたけど、天才伯爵に溺愛されて幸せなのでおけまるです!―
「今日はマジで楽しかったね~。首都であったこと、みんなにいっぱい話せたし、お土産も渡せたし! なにより、みんなにおめでとうっていわれてさ、あたしすごい幸せ感じちゃった♡」
「そうだな。……なにより、お前が楽しそうだったのがよかった」
ディルは手を伸ばすと、エミの頬にかかった髪をそっと耳にかけた。少しだけ濡れているエミの長い髪が華奢な肩口をくすぐり、エミが口元に手をあててクスクスと笑う。そんなエミを、ディルは愛おしそうに見つめた。
「たまになら、ああいう騒々しい宴も悪くはない。セバスチャンが酒を飲み過ぎるのは考えものだが」
「やーん、セバスちも嬉しかったんだよ~。今日みたいな日くらいは許してあげて♡」
優しく微笑むエミを、ディルがかすかな熱を秘めた瞳でじっと見つめた。
「おい、ずっとベッドの隅に座っているつもりか? こちらへ来てほしいのだが」
「う、うん……」
「もっと近くに寄れ。私はお前に触りたい」
エミの華奢な腰に腕を回したディルは、強引にエミを近づけた。ふたりの距離が一気に近くなる。
「わわ、ハクシャクが珍しく強引だぁっ!? あっ、んっ……」
「そうだな。……なにより、お前が楽しそうだったのがよかった」
ディルは手を伸ばすと、エミの頬にかかった髪をそっと耳にかけた。少しだけ濡れているエミの長い髪が華奢な肩口をくすぐり、エミが口元に手をあててクスクスと笑う。そんなエミを、ディルは愛おしそうに見つめた。
「たまになら、ああいう騒々しい宴も悪くはない。セバスチャンが酒を飲み過ぎるのは考えものだが」
「やーん、セバスちも嬉しかったんだよ~。今日みたいな日くらいは許してあげて♡」
優しく微笑むエミを、ディルがかすかな熱を秘めた瞳でじっと見つめた。
「おい、ずっとベッドの隅に座っているつもりか? こちらへ来てほしいのだが」
「う、うん……」
「もっと近くに寄れ。私はお前に触りたい」
エミの華奢な腰に腕を回したディルは、強引にエミを近づけた。ふたりの距離が一気に近くなる。
「わわ、ハクシャクが珍しく強引だぁっ!? あっ、んっ……」