ギャルは聖女で世界を救う! ―王子に婚約破棄されたけど、天才伯爵に溺愛されて幸せなのでおけまるです!―
「……気づかってくれて、ありまとぅ~す♡ すっごく気持ちよかったから、無問題だよぉ」
エミはそう言って、気だるげにディルの手に頬をすり寄せ、手を絡ませた。子猫が甘えるような仕草があまりに愛らしく、ディルは思わず汗ばんだ額にはりついた前髪をぐしゃりとかきあげる。
「エミ、お前はまた私を喜ばすようなことを……。少しは控えてくれないか。そういったことを言われるたびに、私の心臓がおかしくなりそうになる」
「え~、あたしはもっといっぱい喜んでほしいんだけどな♡ ――はくしゅっ!」
エミがくしゃみをしたため、ふたりは慌てて毛布にくるまった。いくら春先といえども、ガシュバイフェンの夜は冷えるのだ。
ふたりは毛布の下でお互い見つめあって微笑むと、額を寄せあい、戯れるようにふたりはキスを繰り返す。汗や様々な体液で濡れた肌のふれあいは、意外と不快ではない。快楽の余韻が残る肌が、お互いを暖めていく。
ぞんぶんにイチャイチャしたあと、エミは笑いながらディルの胸に頬を寄せる。
「うふふ、あたしたち、……マジで夫婦になるんだねえ」
「ああ、私のプロポーズは成功したからな」
エミはそう言って、気だるげにディルの手に頬をすり寄せ、手を絡ませた。子猫が甘えるような仕草があまりに愛らしく、ディルは思わず汗ばんだ額にはりついた前髪をぐしゃりとかきあげる。
「エミ、お前はまた私を喜ばすようなことを……。少しは控えてくれないか。そういったことを言われるたびに、私の心臓がおかしくなりそうになる」
「え~、あたしはもっといっぱい喜んでほしいんだけどな♡ ――はくしゅっ!」
エミがくしゃみをしたため、ふたりは慌てて毛布にくるまった。いくら春先といえども、ガシュバイフェンの夜は冷えるのだ。
ふたりは毛布の下でお互い見つめあって微笑むと、額を寄せあい、戯れるようにふたりはキスを繰り返す。汗や様々な体液で濡れた肌のふれあいは、意外と不快ではない。快楽の余韻が残る肌が、お互いを暖めていく。
ぞんぶんにイチャイチャしたあと、エミは笑いながらディルの胸に頬を寄せる。
「うふふ、あたしたち、……マジで夫婦になるんだねえ」
「ああ、私のプロポーズは成功したからな」