ギャルは聖女で世界を救う! ―王子に婚約破棄されたけど、天才伯爵に溺愛されて幸せなのでおけまるです!―
「それから、そうだな……。お前の誰とでも打ち解けられる点は、尊敬に値する。私には決してできない芸当だ。お前はいつもいい匂いがするし、くるくると表情が変わるのも好きだ。おっと、言い忘れていたが、いつまで経っても反応が初々しいところが、たまらない……」
「わ、わーん、もういいよぉ! 照れるからやめてぇ」
エミがわたわたと手を振るのを満足げに見つめて、ディルはエミの頭を撫でた。
「エミ、よく聞け。お前は未だに、私に愛されているという自覚が足りない。私の言葉が足りないのも、もちろん悪いのかもしれない。しかし、お前もまた、愛されているという自覚を持ってほしい。まあ、これから長い付き合いになるのだから、少しずつでいい」
淡々としてぶっきらぼうな口調なのに、どこまでもその言葉は優しい。エミははにかむようにふにゃりと笑った。
「あたし、こんなに幸せで良いのかなぁ……」
「もっと幸せになってくれないと困る。これ以上の幸せを、私は約束しよう。だから、私の妻としてとこしえに一緒にいてほしい」
「わ、わーん、もういいよぉ! 照れるからやめてぇ」
エミがわたわたと手を振るのを満足げに見つめて、ディルはエミの頭を撫でた。
「エミ、よく聞け。お前は未だに、私に愛されているという自覚が足りない。私の言葉が足りないのも、もちろん悪いのかもしれない。しかし、お前もまた、愛されているという自覚を持ってほしい。まあ、これから長い付き合いになるのだから、少しずつでいい」
淡々としてぶっきらぼうな口調なのに、どこまでもその言葉は優しい。エミははにかむようにふにゃりと笑った。
「あたし、こんなに幸せで良いのかなぁ……」
「もっと幸せになってくれないと困る。これ以上の幸せを、私は約束しよう。だから、私の妻としてとこしえに一緒にいてほしい」