ギャルは聖女で世界を救う! ―王子に婚約破棄されたけど、天才伯爵に溺愛されて幸せなのでおけまるです!―
「ふ~ん。あたし、じっとしてるのがニガテだから、色々任せてくれた方がうれしいよ? みんなと話せるのも楽しいし♡ ま、ハクシャクは忙しそうでなかなか相手してくれないしねえ……」
「なんと! エミ様は、ディル様ともっとお話したいと考えていらっしゃるのですか?」
「うん! だって好きぴだも~ん。もっと色々教えてほしいなって思ってるよ♡ でも、ハクシャクはおやつの時間くらいしか一緒にいてくれないの悲しみ感じてる……。ぴえん」
「ああ、なんという……。あのディル様の冷たい態度を前にしてもなお、そのようなお優しい心で接してくださるなんて……。感服致しました。エミ様は真の聖女様にございます……」
セバスチャンはほろほろと涙を流した。年を取ると涙もろくなるのだ。
「本当に、エミ様がディル様の婚約者で、……良うっ、ございました……ッ……。ズビッ」
「えっ、ガチ泣きじゃん! セバスちってマジで泣き上戸だよね~」
「なんと! エミ様は、ディル様ともっとお話したいと考えていらっしゃるのですか?」
「うん! だって好きぴだも~ん。もっと色々教えてほしいなって思ってるよ♡ でも、ハクシャクはおやつの時間くらいしか一緒にいてくれないの悲しみ感じてる……。ぴえん」
「ああ、なんという……。あのディル様の冷たい態度を前にしてもなお、そのようなお優しい心で接してくださるなんて……。感服致しました。エミ様は真の聖女様にございます……」
セバスチャンはほろほろと涙を流した。年を取ると涙もろくなるのだ。
「本当に、エミ様がディル様の婚約者で、……良うっ、ございました……ッ……。ズビッ」
「えっ、ガチ泣きじゃん! セバスちってマジで泣き上戸だよね~」