成長した年下王子は逃げたい年上妻を陥落させる
リシャールはハッとした顔をした後、アイスブルーの瞳を伏せ、コルネリアの差し伸べられた手に頬を寄せると、やるせないため息をつく。
「……貴女は、昔からそういう人でしたね。どんなに隠そうとしても、俺の気持ちを、すぐに見抜いてしまう。……そのくせ、本当に伝えたいことは全く伝わらないんだ」
刹那、視界が反転した。
リシャールがコルネリアの腕を強く掴み、そのままベッドに押し倒したのだ。
なにがあったのか理解できず、コルネリアはリシャールの腕の下で目をぱちくりさせた。一瞬のことに、思考が追い付かない。コルネリアを見つめるアイスブルーの瞳に、身を焦がすような炎がぎらついている。
押し倒されたのだとようやく気づいたコルネリアが、羞恥で顔を真っ赤にした。
「な、なにをするんですか!」
「……この状況で男女がやることと言ったら一つでしょう」
リシャールはそう言うと、コルネリアのネグリジェの胸元のリボンをするりと解いた。コルネリアのまろやかな胸元がはだける。
コルネリアは悲鳴をあげた。
「だ、誰か……っ!」
「人払いをしましたから、人は来ません」
「どうして……」
「俺たちは結婚しているんです。こうやって一晩閨を共にすることくらい、自然なことだと思いませんか」
リシャールの冷ややかな瞳に、コルネリアが怯んだ。
「……貴女は、昔からそういう人でしたね。どんなに隠そうとしても、俺の気持ちを、すぐに見抜いてしまう。……そのくせ、本当に伝えたいことは全く伝わらないんだ」
刹那、視界が反転した。
リシャールがコルネリアの腕を強く掴み、そのままベッドに押し倒したのだ。
なにがあったのか理解できず、コルネリアはリシャールの腕の下で目をぱちくりさせた。一瞬のことに、思考が追い付かない。コルネリアを見つめるアイスブルーの瞳に、身を焦がすような炎がぎらついている。
押し倒されたのだとようやく気づいたコルネリアが、羞恥で顔を真っ赤にした。
「な、なにをするんですか!」
「……この状況で男女がやることと言ったら一つでしょう」
リシャールはそう言うと、コルネリアのネグリジェの胸元のリボンをするりと解いた。コルネリアのまろやかな胸元がはだける。
コルネリアは悲鳴をあげた。
「だ、誰か……っ!」
「人払いをしましたから、人は来ません」
「どうして……」
「俺たちは結婚しているんです。こうやって一晩閨を共にすることくらい、自然なことだと思いませんか」
リシャールの冷ややかな瞳に、コルネリアが怯んだ。