腹黒王子の甘い寵愛。

「ほら……瑠奈が可愛いから、色んな男に見られてる。全員の目潰してこようかな」

「い、いやいや……!!物騒なこと言わないで?きっと朔くんがカッコいいからだよ……!!」

「あはは、それ以上に瑠奈が尊いからいけないんだ、さっさと僕のものになればいいのに」


頬杖をつきながら、にっこり微笑んだ朔くんに苦笑いする。


「あ、あはは……」

「パフェ、頼んじゃうね」

「あ、うん……!ご馳走様ですっ……!!」

「ふふっ、その分瑠奈の幸せな顔を見れると思うと……っ……」


口元を隠して、悶えている朔くん。


「ごめんつい瑠奈の尊いところを考えたら」

「あ、あはは、なんだか推しに悶えるオタクみたいだね」

「確かに近しいものかもしれない。そういえば……瑠奈って推しとかいるの?」

「うん……!いるよ」

「……へぇ、そうなんだ」


また黒いオーラを出した朔くんだけど、店員さんが来てからはスマートにパフェを注文していた。
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