腹黒王子の甘い寵愛。
だけど……きっと落ちてしまったのは私に作ってくれたお弁当だ。
罪悪感が込み上げてきて、どうにか足を動かして桐谷くんの方へと行く。
「瑠奈……?」
朔くんに不機嫌に名前を呼ばれるけれどお構いなしに桐谷くんのそばに行った。
急いでお弁当と見られるものを拾って、はたいて渡す。
「だい、じょうぶ……?」
「……これ、瑠奈に作ってきたんだけどもういらないよな」
「そんなことない、いるよ」
「だけどお前アイツと付き合ってるんだろ?」
「っ……!!付き合ってなんか、ないよ」
目を逸らしながらそう言う。
「嘘つけ。さっき自分から触れてたじゃねぇか」
「そ、それは……」
「……アイツか俺か、どっちか選べよ」
「えっ?」
「これから、どっちといるのか今決めろ」
そ、そんなこと急に言われたって……!!
私のこの感情はなんなのかわからない。朔くんといると、変な気分になる。
罪悪感が込み上げてきて、どうにか足を動かして桐谷くんの方へと行く。
「瑠奈……?」
朔くんに不機嫌に名前を呼ばれるけれどお構いなしに桐谷くんのそばに行った。
急いでお弁当と見られるものを拾って、はたいて渡す。
「だい、じょうぶ……?」
「……これ、瑠奈に作ってきたんだけどもういらないよな」
「そんなことない、いるよ」
「だけどお前アイツと付き合ってるんだろ?」
「っ……!!付き合ってなんか、ないよ」
目を逸らしながらそう言う。
「嘘つけ。さっき自分から触れてたじゃねぇか」
「そ、それは……」
「……アイツか俺か、どっちか選べよ」
「えっ?」
「これから、どっちといるのか今決めろ」
そ、そんなこと急に言われたって……!!
私のこの感情はなんなのかわからない。朔くんといると、変な気分になる。