腹黒王子の甘い寵愛。
「そう?瑠奈の方が全然可愛いと思うけど」

「えへへ、それは嬉しい」

「……そういうのとか、本当反則だから」


ふいっとそっぽむいてしまった朔くん。

あはは、照れちゃったのかな?たまには私が主導権握れるのもいいかもなぁ〜。



それから、教室に付く。クラスは別々だから、ちょっぴり寂しいけれど我慢我慢。


現在、美波ちゃんと萌ちゃんと集合している。


「付き合いだしてどう?」

「う、うーん特に変わらない……かな?強いて言えば、私の好きが強くなったかも……?」

「あっはは、あの会長相手に瑠奈の愛情だけが大きくなるとか絶対ないから」


笑っているのかと思えば途端にマジトーンになった萌ちゃん。



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