腹黒王子の甘い寵愛。
目を覚ますと、外はすっかり暗くなっていた。

ソファに寝転がって、淡い水色の毛布がかけられていた私。


「朔くんおはよう……」


そう言って身体を起こす。


「おはよう瑠奈。夜ご飯できてるから、食べたくなったら言ってね」

「うん!ありがとう」


すっかり忘れていた。私、朔くんと初デートしたかったんだ……!!


「あのさ、朔くん……!」

「ん?」

「私、デートしたいんだ。だめ……かな?」

「もちろんだよ、すぐにでも予定を組もう」

「……うん!ありがとう!」



< 140 / 142 >

この作品をシェア

pagetop