腹黒王子の甘い寵愛。
変わったもの【side 朔】
しばらく前に、僕にたった1人の友人ができた。
桜井瑠奈。天使と称されるほど美しく優しい女だ。
悪魔と言われるほど冷徹な僕とはちがって。
彼女はあまり僕について知らないようだった。
『猫好きだから』ただそれだけの理由で友人になり出したけれど……。
初めて出会った日、連絡先を交換した日。
僕には眩しすぎた。
それが故に、欲しくなってしまったんだ……。
一目惚れ、と言うヤツだろうか。彼女の心に惹かれてしまった。
そして……手始めに彼女の今までのことについて調べた。
小さい頃はピアノを習っていたらしい。
小学生では常に成績トップ。
中学生になってからは友達と遊ぶ機会が増えたのか、ちょっとサボり気味で成績が落ちてくる……。
可愛い。可愛くて仕方がない。
彼女のことについて知らないことなんてなくなっただろうという時……。
また、寮の裏に訪れてみた。
ここは男子寮でもなく女子寮でもない、寮の中にある食堂の裏だ。
桜井瑠奈。天使と称されるほど美しく優しい女だ。
悪魔と言われるほど冷徹な僕とはちがって。
彼女はあまり僕について知らないようだった。
『猫好きだから』ただそれだけの理由で友人になり出したけれど……。
初めて出会った日、連絡先を交換した日。
僕には眩しすぎた。
それが故に、欲しくなってしまったんだ……。
一目惚れ、と言うヤツだろうか。彼女の心に惹かれてしまった。
そして……手始めに彼女の今までのことについて調べた。
小さい頃はピアノを習っていたらしい。
小学生では常に成績トップ。
中学生になってからは友達と遊ぶ機会が増えたのか、ちょっとサボり気味で成績が落ちてくる……。
可愛い。可愛くて仕方がない。
彼女のことについて知らないことなんてなくなっただろうという時……。
また、寮の裏に訪れてみた。
ここは男子寮でもなく女子寮でもない、寮の中にある食堂の裏だ。