腹黒王子の甘い寵愛。
「ふふっ、じゃあ決定ね。早速明日改装が始まるから、引っ越しは今日までによろしく」

「は〜い……」


寮母さんはそれだけ言い残して行ってしまった。


「じゃあ瑠奈、引っ越しの準備する?」

「うん、してくるね」

「僕も手伝うよ、重い荷物とかあるでしょ?」

「た、確かにいてくれると助かる……」

「うん、じゃあ一緒に行こう」

「うん!」


現在は廊下でお話しをしていたので、お部屋に戻ることに。

朔くんによると、ベッドなど大きな荷物は業者さんが運んでくれるらしいから、それ以外のものを自分で持っていけばいいらしい。


「え……!!待ってあれ王子じゃない!?」

「嘘!!」


廊下を一緒に歩いていれば、分かりきっていたことだけど朔くんが目を引く。


「あ、あの、なんでここにいるんですか……!?」


女の子が1人近づいてきてそう聞くも、朔くんはフルシカト。


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