腹黒王子の甘い寵愛。
こうして私の引っ越しの準備が開始された。


「教科書とかはカバンにまとめて入れて平気?」

「うん!ありがとう」


朔くんは教科書や本を。私は洋服などをひとまず整理することに。


「瑠奈、勉強苦手?」

「ギクッ……な、なんでわかったの……!?」

「教科書にテスト挟まってた」

「そ、そうだったんだ……」


復習しようかなぁ?って思って挟んだいたけど、結局やらずにそのままになってるヤツだ絶対……。


「もしよければ今度勉強教えようか?」

「い、いいの……!?」


確か東峰くんいつも成績一番だったよね?

テストの順位見る時に、一番最初にいつも目に入っていた気がする。


「僕でよければぜひ」


にこっと優しく微笑みながらそう言ってくれた。


「じゃ、じゃあよろしくお願いします……!!」

「ふふっ、は〜い」


よし……!これで成績アップするかも!

なんだか朔くんとの暮らしも楽しみになってきたなぁ。


「こっちはまとまったけどどう?そっちは」
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