腹黒王子の甘い寵愛。
「えええ!は、早いね!ごめんね、まだ少ししか……」

「いやいや大丈夫だよ。あのね、瑠奈」

「ん?」

「僕の部屋、そういえば散らかってたんだよね」

「えええ……!?」


朔くん綺麗好きそうだから、意外かも……!

ちなみに私は片付け全然できないタイプの人だけど。


「ちょっと片付けて来ても平気?」

「うん!もちろんだよ!」

「すぐ戻ってくるね。多分運ぶころまでには来るから」

「わかったよ!ありがとう!」

「うん」


嬉しそうに頷いてくれた。

荷物まとめるの、頑張ろう……!!


朔くんが部屋を出て行ってから、よしっと小さくガッツポーズをして、引き続き準備に取り掛かった。
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