腹黒王子の甘い寵愛。
荷物を部屋の中に置いて、私の部屋になる場所へと案内してもらう。


「ここだよ」


ガチャンとドアを開けて、見えたのはとにかく綺麗な個室だった。


白で統一されていて、清潔感もあるしここに住めるだなんて嬉しい……!!


「すごいね……!!」

「瑠奈のために綺麗にしておいた」

「ありがとう!」

「ふふっ、うん。喜んでくれて何よりだよ」

「えへへ」


それから朔くんの協力もあって、持って来た荷物を配置した。




時刻は6時。

寮の制度的に、配られるご飯をその都度買って食べてもいいし、スーパーなどに行って材料を買い、キッチンを使うのもOK。


もうすぐ夕食の時間なので、今日はどうしようかと考えていると……。


「瑠奈、そろそろお腹空いた?」

「うん……!朔くんは夕飯どうするの?」

「僕は作るよ。よければ瑠奈も食べない?」

「え……!!いいの?」

「もちろんだよ」

「やったぁありがとう!」


朔くんが作ってくれるだなんて……!!


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