腹黒王子の甘い寵愛。
すごいなぁ……!確かこういうの、ハイスペって言ったよね!

だけど、全部任せるのはやっぱり申し訳ないなぁ……。


「朔くん、私も手伝っちゃだめかな?」

「え……いいの?」

「うん!手伝いたいの!」

「じゃあ喜んで手伝ってもらうかな」

「うん!!!」


キッチンに立つ朔くんの方に駆け寄って行く。


「これ、少し大きいけどエプロンだから使って」

「わぁ!ありがとう!」


渡された黒色のエプロンを身につける。


「どうかな?」

「うん、可愛いよ」

「……へっ……!?」


あ、あれ……?い、今可愛いって言われた……!?


「瑠奈は小動物みたいだよね」

「しょ、小動物……!?」

「うん、うさぎとかリスみたい」

「ええっ……!じゃ、じゃあ朔くんはくまさんみたい!」

「あはは、くまかぁ。狼ぐらい、警戒して欲しいんだけどなぁ」

「お、狼さん……?」


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