腹黒王子の甘い寵愛。
「今日はお休みにしよう」

「だ、だめだよそんなの……!!」


ただでさえ私は成績いい方じゃないんだから、せめてちゃんと通うぐらいしないと……!!


そう、会話をしている時だった。


クゥゥ……。


「……ぷっ。可愛い」

「ご、ごめんね……!!」


私のお腹の音が、鳴ってしまったのだ。

もう腹ペコだ……早く何か食べたいっ……。


「じゃあ朝ごはんにしようか」

「う、うん……」

「大丈夫、もう作ってあるよ」

「へっ?そ、そうなの?」

「簡単なものだけど」

「ありがとう……!!」


うんと優しく微笑んでくれた朔くん。

朝食はコーンスープに食パン、目玉焼きにベーコンにサラダだ。


いただきますっと手を合わせて、2人でご飯を食べ始めた。


とてもいい味がして、普通に作ってもここまで美味しくはならないと思った。


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