冷酷総長は、彼女を手中に収めて溺愛の檻から逃さない。
そう放ち、すぐにその男を倒した。
霜蘭花は優勢だった。
そして、他では真人と千明の戦いも繰り広げられていた。
側近同士の対戦。
そこに邪魔を入れようとする者は誰1人としていない。
なんせ、2人のレベルが異次元だからだ。
そして、その2人よりもやばすぎる奴らの決闘は、まだ終わらない。
「お前っ、どうしてあやちゃんを撃ったんだ!!死んで償え……ッ゙!!」
「…ッ゙俺は、彩夏を殺そうとしたんじゃない!!お前が死ねばよかったんだ!!!」
止まらない攻防戦。
残酷な言葉たちが飛び交うそこは、きっと彩夏が望んだものではない。
麗仁の拳が伊吹の腹部に入る。
「くはっ……!!」