冷酷総長は、彼女を手中に収めて溺愛の檻から逃さない。
……ぁ、麗仁くん、怒ってる。
不機嫌に顰められた眉が、それを教えてくれる。
「……やぁっ…、やめて、そこはだめ……っ」
「ほら、早く答えてよ」
麗仁くんの手が、ビンカンなところばかりに触れてくる。
甘い嬌声が、皇神居の最上階の一室に響く。
着ていた服も、下着も、どんどん脱がされて。
6つに割れた麗仁くんの筋肉が、色気を放っていて。
思わず目を背けてしまう。
「りとくんのこと、信じるからぁ……っ」
「……、ん。よく言えました」
満足気に微笑んだと思ったら、今度は激しくて甘い快感がわたしの体全体を襲ってくる。
「…あー、もうぐちゃぐちゃじゃん」