HONEYHOLIC(3)リゾートシンデレラ~十月十日の結婚生活。ひと夏の偽恋人でしたが、双子を授かりました~
そんなリスクのある結婚を受けれるはずがないと確信していた。

「分かった…君の結婚条件を呑もう。但し、これは俺と君の二人だけの秘密だ。家族には言わないで欲しい…」

「樹生さん貴方は正気?あなた一人で養育するのよ…仕事はどうするの?」

私は現実的な事を言葉にすると

「ベビーシッターを雇えばいい…金はある」


彼はベビーシッターを雇い、我が子を育てるつもりだった。

「具体的な話をしよう。恋良」

彼はダイニングの椅子に腰を据えた。

私はグラスに麦茶を淹れ、彼に出した。

「ありがとう…」

彼は渇いた喉を麦茶で潤し、本題に入った。

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