HONEYHOLIC(3)リゾートシンデレラ~十月十日の結婚生活。ひと夏の偽恋人でしたが、双子を授かりました~
「問診票も全部…診察室で書こうか?」
「はい…」
私は樹生さんと幸人さんと別れ、産婦人科外来の診察室に入った。
「元気にしてたんだね…狩野恋良さん」
「えっ?私の事憶えてるんですか?」
「俺。診察した女性の顔は全部覚えている…五年前だから…兄貴も居たかもな・・・多摩の東亜との電子カルテの情報が上手く連結してなくて…申し訳ないけど、書いて」
私は渡された問診票を書き込んだ。
槇村先生の診察は過去に受けているし、恥ずかしい気持ちは起きなかった。
若いけど、有名な産婦人科医。
私は彼の診察を快く受けた。
「はい…」
私は樹生さんと幸人さんと別れ、産婦人科外来の診察室に入った。
「元気にしてたんだね…狩野恋良さん」
「えっ?私の事憶えてるんですか?」
「俺。診察した女性の顔は全部覚えている…五年前だから…兄貴も居たかもな・・・多摩の東亜との電子カルテの情報が上手く連結してなくて…申し訳ないけど、書いて」
私は渡された問診票を書き込んだ。
槇村先生の診察は過去に受けているし、恥ずかしい気持ちは起きなかった。
若いけど、有名な産婦人科医。
私は彼の診察を快く受けた。