HONEYHOLIC(3)リゾートシンデレラ~十月十日の結婚生活。ひと夏の偽恋人でしたが、双子を授かりました~
彼の正体
同じ一階フロア奥のブライダルサロンの一角にある衣装室へと足を運んだ。
「これなんてどう?」
彼の選んだドレスは明るめのライトベージュ。
ドレスとチュールトップスのレイヤードアイテム。
「君の肌を明るく見せると思うよ」
偽恋人の私には余り目立って欲しくない彼の思惑も絡んだ地味な色のドレス。
私には拒否権はなく、彼の勧められるまま試着室に入ってドレスを着た。
インナードレスのIラインのシルエットが綺麗で、細見え効果があった。
「悪くないわ…」
下半身太りで悩んでいた私も満足した。
「似合ってるよ…田中さん」
「恋人になるんだったら…名前で呼んだ方か良くないですか?」
「それもそうだな…じゃ愛良」
「私は樹生さんと呼びますね…」
「うん」
彼に愛良と呼ばれても本当の名前が恋良の私はピンと来なかった。
「これなんてどう?」
彼の選んだドレスは明るめのライトベージュ。
ドレスとチュールトップスのレイヤードアイテム。
「君の肌を明るく見せると思うよ」
偽恋人の私には余り目立って欲しくない彼の思惑も絡んだ地味な色のドレス。
私には拒否権はなく、彼の勧められるまま試着室に入ってドレスを着た。
インナードレスのIラインのシルエットが綺麗で、細見え効果があった。
「悪くないわ…」
下半身太りで悩んでいた私も満足した。
「似合ってるよ…田中さん」
「恋人になるんだったら…名前で呼んだ方か良くないですか?」
「それもそうだな…じゃ愛良」
「私は樹生さんと呼びますね…」
「うん」
彼に愛良と呼ばれても本当の名前が恋良の私はピンと来なかった。