HONEYHOLIC(3)リゾートシンデレラ~十月十日の結婚生活。ひと夏の偽恋人でしたが、双子を授かりました~
「同じ部屋で同じテーブルに出された料理を二人で分け合って食べているのよね…」
帰りがけの車内で信号待ちのしている樹生さんに話し掛ける。
「そうだな…でも、それが片方の赤ちゃんに偏ると成長に差が出て来る…」
私はせっせと栄養を摂って、胎盤を通して赤ちゃんに栄養を送るだけ。
二人に平等に栄養を与える事は出来ない。
互いの臍の緒が絡み合って、死んでしまうかもしれない。
「私はどうすればいいの?」
「・・・俺に言われても…槇村先生に任せるしかないだろ?」
四ヵ月目に入り、私たちは双胎のリスクに直面した。
ーーーまだ…十三週。
今ならまだ・・・
帰りがけの車内で信号待ちのしている樹生さんに話し掛ける。
「そうだな…でも、それが片方の赤ちゃんに偏ると成長に差が出て来る…」
私はせっせと栄養を摂って、胎盤を通して赤ちゃんに栄養を送るだけ。
二人に平等に栄養を与える事は出来ない。
互いの臍の緒が絡み合って、死んでしまうかもしれない。
「私はどうすればいいの?」
「・・・俺に言われても…槇村先生に任せるしかないだろ?」
四ヵ月目に入り、私たちは双胎のリスクに直面した。
ーーーまだ…十三週。
今ならまだ・・・