HONEYHOLIC(3)リゾートシンデレラ~十月十日の結婚生活。ひと夏の偽恋人でしたが、双子を授かりました~
二人でNICUに足を運んで、琉良と麗良と対面。
1000グラムに満たない超低体重児の二人は小さかった。
肌も茶色で、骨と皮だけの小さな体に、たくさんの管が繋がれていた。
二人の哀れな姿に胸が痛み、涙が出る。
「私がもっと…頑張れば…」
自由がない、退屈だと思っていた入院生活。
私は自分の感情ばかりに振り回され、二人の事を考えなかった。
逆に樹生さんの愛を独占していた二人を憎らしいとも思った。
母親としては失格だった。
「恋良…」
「私のせいよ…こんなに小さく生んだ…私の責任…」
樹生さんと心が通い、私の中で初めて母性が生まれた。
1000グラムに満たない超低体重児の二人は小さかった。
肌も茶色で、骨と皮だけの小さな体に、たくさんの管が繋がれていた。
二人の哀れな姿に胸が痛み、涙が出る。
「私がもっと…頑張れば…」
自由がない、退屈だと思っていた入院生活。
私は自分の感情ばかりに振り回され、二人の事を考えなかった。
逆に樹生さんの愛を独占していた二人を憎らしいとも思った。
母親としては失格だった。
「恋良…」
「私のせいよ…こんなに小さく生んだ…私の責任…」
樹生さんと心が通い、私の中で初めて母性が生まれた。