HONEYHOLIC(3)リゾートシンデレラ~十月十日の結婚生活。ひと夏の偽恋人でしたが、双子を授かりました~
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私の方が双子ちゃんよりも先に退院した。
樹生さんは私の入院中は病院近くのホテルで連泊していた。
そのホテルを引き払い、双子ちゃんが退院するまでの期間は幸人さんと由夢さんの隣の空き室を借りた。
槇村先生夫妻も階は違うが、同じマンションの住人。
「退院、おめでとう、恋良さん」
幸人さんと由夢さんが自宅で私の退院パーティを開いてくれた。
「ありがとうございます」
「まだまだ…赤ちゃんたちはNICUに居るけど…退院したら、大変だぞ。樹生」
「そうだな…」
「いっちゃんとれんちゃんの赤ちゃん…おんなのこなんだよね…たいいんしたら、わたしが可愛がってあげる」
「ありがとう…楓ちゃん」
「楓はお二人の赤ちゃんを自分の妹たちのように思ってるのよ…」
「そうなの?」
「うん」
楓ちゃんは強く頷いた。
私の方が双子ちゃんよりも先に退院した。
樹生さんは私の入院中は病院近くのホテルで連泊していた。
そのホテルを引き払い、双子ちゃんが退院するまでの期間は幸人さんと由夢さんの隣の空き室を借りた。
槇村先生夫妻も階は違うが、同じマンションの住人。
「退院、おめでとう、恋良さん」
幸人さんと由夢さんが自宅で私の退院パーティを開いてくれた。
「ありがとうございます」
「まだまだ…赤ちゃんたちはNICUに居るけど…退院したら、大変だぞ。樹生」
「そうだな…」
「いっちゃんとれんちゃんの赤ちゃん…おんなのこなんだよね…たいいんしたら、わたしが可愛がってあげる」
「ありがとう…楓ちゃん」
「楓はお二人の赤ちゃんを自分の妹たちのように思ってるのよ…」
「そうなの?」
「うん」
楓ちゃんは強く頷いた。