HONEYHOLIC(3)リゾートシンデレラ~十月十日の結婚生活。ひと夏の偽恋人でしたが、双子を授かりました~
退院後も何気なく動いた拍子に帝王切開の傷口が痛んでいた。
自然分娩でも帝王切開でも痛みは切り離せなかった。
痛そうにお腹を摩りながらお手洗いから出ると樹生さんが待っていた。
「なかなか、出て来ないから…心配で見に来た。お腹痛むか?」
「あ…まぁね」
「そっか…由夢さんに相談するか?」
「お腹を切ったんだもん…痛いのは当然よ…樹生さんは心配性ね」
「そりゃ心配するさ。愛してるから…」
「・・・幸人さんたちが訊いたら、どうするの?」
「いっちゃんがれんちゃんにあいしてるっていってるよ!!ママ」
楓ちゃんが私たちのやり取りを訊いて、大声で二人に報告した。
「一番厄介な人に訊かれたな…」
「恥ずかしい…どんな顔して二人の元に行けばいいのよ…樹生さん」
「でも、俺が恋良を愛してるのは事実だ…」
自然分娩でも帝王切開でも痛みは切り離せなかった。
痛そうにお腹を摩りながらお手洗いから出ると樹生さんが待っていた。
「なかなか、出て来ないから…心配で見に来た。お腹痛むか?」
「あ…まぁね」
「そっか…由夢さんに相談するか?」
「お腹を切ったんだもん…痛いのは当然よ…樹生さんは心配性ね」
「そりゃ心配するさ。愛してるから…」
「・・・幸人さんたちが訊いたら、どうするの?」
「いっちゃんがれんちゃんにあいしてるっていってるよ!!ママ」
楓ちゃんが私たちのやり取りを訊いて、大声で二人に報告した。
「一番厄介な人に訊かれたな…」
「恥ずかしい…どんな顔して二人の元に行けばいいのよ…樹生さん」
「でも、俺が恋良を愛してるのは事実だ…」