HONEYHOLIC(3)リゾートシンデレラ~十月十日の結婚生活。ひと夏の偽恋人でしたが、双子を授かりました~
「飲み物淹れますね」
「ありがとう」

私は一階のリビングルームで待つ。

井村さんが私に紅茶を淹れてくれた。

「私は仕事場に戻ります」

「はい」

井村さんは仕事場のある二階に行ってしまった。

井村さんとすれ違いに降りて来たのは門脇さん。

「なんだ!?恋良さんじゃないか…」

「待ちなさい!!門脇、まだ…話は終わってないわよ!!」

愛良が彼を追いかけて、階段を下りて来た。

「恋良!?どうして貴方が居るの?」


愛良は私の突然の訪問に驚きを隠せない。

< 163 / 177 >

この作品をシェア

pagetop