HONEYHOLIC(3)リゾートシンデレラ~十月十日の結婚生活。ひと夏の偽恋人でしたが、双子を授かりました~
終わる夏
最初の一週間は瞬く間に終わった。
柏原課長は確かに人使いが荒かった。
でも、指示は的確だし、わからない事があればキチンと理解するまで根気よく教えてくれた。
柏原課長が二課全員を集めて、二課だけの簡単な朝礼を行った。
これと言って、急ぎの仕事の連絡事項はなかった。
「狩野さんが二課に来て、一週間…彼女の歓迎会を行いたいんだが…何処かいい場所はあるか?」
「狩野さんの歓迎会か…そうですね…いつもの場所でいいかな?」
三本主任が柏原課長の提案に乗り、皆に問いかけた。
「いつもの場所って?」
柏原課長はピンと来ない表情で三本主任を見た。
「課長は俺たちが誘っても全然来ないから…二課の中でよくつかう居酒屋はあるんですよ」
「そうなのか…じゃ三本に狩野さんの歓迎会の幹事は任せていいか?」
「はい、大丈夫ですよ…」
「じゃ正式に決まったら、俺に場所と日時を教えてくれ。今回は俺も参加するから」
「了解しました」
「じゃ朝礼は以上だ…」
柏原課長は足早に執務室に戻った。
柏原課長は確かに人使いが荒かった。
でも、指示は的確だし、わからない事があればキチンと理解するまで根気よく教えてくれた。
柏原課長が二課全員を集めて、二課だけの簡単な朝礼を行った。
これと言って、急ぎの仕事の連絡事項はなかった。
「狩野さんが二課に来て、一週間…彼女の歓迎会を行いたいんだが…何処かいい場所はあるか?」
「狩野さんの歓迎会か…そうですね…いつもの場所でいいかな?」
三本主任が柏原課長の提案に乗り、皆に問いかけた。
「いつもの場所って?」
柏原課長はピンと来ない表情で三本主任を見た。
「課長は俺たちが誘っても全然来ないから…二課の中でよくつかう居酒屋はあるんですよ」
「そうなのか…じゃ三本に狩野さんの歓迎会の幹事は任せていいか?」
「はい、大丈夫ですよ…」
「じゃ正式に決まったら、俺に場所と日時を教えてくれ。今回は俺も参加するから」
「了解しました」
「じゃ朝礼は以上だ…」
柏原課長は足早に執務室に戻った。