HONEYHOLIC(3)リゾートシンデレラ~十月十日の結婚生活。ひと夏の偽恋人でしたが、双子を授かりました~
お弁当を半分以上残して、ランチを終えた。
橋本さんは先にフロアに戻り、私はやっぱり体調が優れないので、医務室に行った。
昨日食べたスーパーの半額のマグロの刺身で調子を悪くしたのかもしれない。
「んっ?」
医務室のあるフロアの階段の踊り場で樹生さんと氷室さんの姿を発見した。
私は防火扉の陰に隠れ、二人の会話を訊いた。
「ありがとう…氷室さん」
「お誕生日おめでとう…樹生さん」
誕生日?
今日は樹生さんの誕生日?
何も知らなかった私は驚いた。
氷室さんは樹生さんに誕生日プレゼントの入ったブランド物の紙袋を渡していた。
私は医務室には行かず、そのまま営業フロアに戻った。
氷室さんから誕生日プレゼント貰える親しい間柄なら、偽恋人だって彼女に頼めばいいのに。
午後からの仕事は二人の事で気を揉み、手が付かなかった。
橋本さんは先にフロアに戻り、私はやっぱり体調が優れないので、医務室に行った。
昨日食べたスーパーの半額のマグロの刺身で調子を悪くしたのかもしれない。
「んっ?」
医務室のあるフロアの階段の踊り場で樹生さんと氷室さんの姿を発見した。
私は防火扉の陰に隠れ、二人の会話を訊いた。
「ありがとう…氷室さん」
「お誕生日おめでとう…樹生さん」
誕生日?
今日は樹生さんの誕生日?
何も知らなかった私は驚いた。
氷室さんは樹生さんに誕生日プレゼントの入ったブランド物の紙袋を渡していた。
私は医務室には行かず、そのまま営業フロアに戻った。
氷室さんから誕生日プレゼント貰える親しい間柄なら、偽恋人だって彼女に頼めばいいのに。
午後からの仕事は二人の事で気を揉み、手が付かなかった。