HONEYHOLIC(3)リゾートシンデレラ~十月十日の結婚生活。ひと夏の偽恋人でしたが、双子を授かりました~
甘い社内キス
私は内線で彼の執務室に呼び出された。
「先ほど…送信されてきたデータ…数字が間違っているけど…」
「えっ?」
「見直しはした?」
「すいません…」
私にしては珍しくデータ入力でミスをした。
「直ぐに入力し直します…」
「いいよ…俺が直しておくから…」
ミスには厳しい彼だけど、今日は怒らなかった。
今日はお誕生日で、氷室さんからプレゼントも貰ったし、機嫌がいいんだろう。
「今度から気を付けてね…狩野さん」
仕事とプライベートをちゃんと分けて、社内では上司と部下の関係に徹していた。
「私、見ましたよ…」
「んっ?」
ノートパソコンを見ていた彼が私にキョトンとした目を向けた。
「先ほど…送信されてきたデータ…数字が間違っているけど…」
「えっ?」
「見直しはした?」
「すいません…」
私にしては珍しくデータ入力でミスをした。
「直ぐに入力し直します…」
「いいよ…俺が直しておくから…」
ミスには厳しい彼だけど、今日は怒らなかった。
今日はお誕生日で、氷室さんからプレゼントも貰ったし、機嫌がいいんだろう。
「今度から気を付けてね…狩野さん」
仕事とプライベートをちゃんと分けて、社内では上司と部下の関係に徹していた。
「私、見ましたよ…」
「んっ?」
ノートパソコンを見ていた彼が私にキョトンとした目を向けた。