HONEYHOLIC(3)リゾートシンデレラ~十月十日の結婚生活。ひと夏の偽恋人でしたが、双子を授かりました~
「妊娠検査薬で調べたのか?」
「えっ?」
彼は玄関先に放置していた透明のゴミ袋に入った検査薬の箱を目ざとく見つけた。
「勝手に人のゴミ見ないでください!!」
「見えたんだ…で、結果は?」
彼は早口でまくし立てる。
「別に…妊娠してます…でも、私は産む気ありません…だから…お金下さい」
「俺にちゃんと話をするって事は俺の子供なんだな…恋良」
「・・・」
「お邪魔するぞ」
彼は革靴を脱いで、勝手に上がり込んだ。
「お昼は食べたのか?」
「いえ…勝手に上がらないでくださいよ…樹生さん」
「えっ?」
彼は玄関先に放置していた透明のゴミ袋に入った検査薬の箱を目ざとく見つけた。
「勝手に人のゴミ見ないでください!!」
「見えたんだ…で、結果は?」
彼は早口でまくし立てる。
「別に…妊娠してます…でも、私は産む気ありません…だから…お金下さい」
「俺にちゃんと話をするって事は俺の子供なんだな…恋良」
「・・・」
「お邪魔するぞ」
彼は革靴を脱いで、勝手に上がり込んだ。
「お昼は食べたのか?」
「いえ…勝手に上がらないでくださいよ…樹生さん」