極上御曹司と最愛花嫁の幸せな結婚~余命0年の君を、生涯愛し抜く~
驚きすぎた母がたたらを踏む。
「大丈夫ですか?」
「お母さん落ち着いて、ほら、ソファに」
今にも腰を抜かしそうな母の手を引き、ソファに連れていく。
「まさかそんな立派な方だったなんて」
ソファに座ると、母はバッグからハンカチを取り出して口もとを押さえた。戸惑った顔のまま翔琉さんを見上げる。
「失礼ですが、どうして星奈を? その、言っちゃなんですが、うちの子は体が弱くて、大企業の社長さまを相手に釣り合いがとれるかどうか」
私は母の隣に腰かけながら、なにも言えずに押し黙る。自分でも母の言う通りだと思う。
すると翔琉さんは斜め前のソファに座り、「お母さん」と穏やかに切り出した。
「星奈さんは素敵な女性です。真面目で、いつも一生懸命で、心優しくて、感謝を忘れない慎ましさを持っている。それに難しい病に侵されても挫けることなく、前向きに頑張っている。そんな彼女を応援したいと思ったのです」
翔琉さんの言葉に鼓動がとくとくと音を立てる。私も母も一心に、その誠実な言葉に聞き入った。
「大丈夫ですか?」
「お母さん落ち着いて、ほら、ソファに」
今にも腰を抜かしそうな母の手を引き、ソファに連れていく。
「まさかそんな立派な方だったなんて」
ソファに座ると、母はバッグからハンカチを取り出して口もとを押さえた。戸惑った顔のまま翔琉さんを見上げる。
「失礼ですが、どうして星奈を? その、言っちゃなんですが、うちの子は体が弱くて、大企業の社長さまを相手に釣り合いがとれるかどうか」
私は母の隣に腰かけながら、なにも言えずに押し黙る。自分でも母の言う通りだと思う。
すると翔琉さんは斜め前のソファに座り、「お母さん」と穏やかに切り出した。
「星奈さんは素敵な女性です。真面目で、いつも一生懸命で、心優しくて、感謝を忘れない慎ましさを持っている。それに難しい病に侵されても挫けることなく、前向きに頑張っている。そんな彼女を応援したいと思ったのです」
翔琉さんの言葉に鼓動がとくとくと音を立てる。私も母も一心に、その誠実な言葉に聞き入った。