極上御曹司と最愛花嫁の幸せな結婚~余命0年の君を、生涯愛し抜く~
「まだちゃんとプロポーズもしていないのに、結婚する体で話を進めてしまったから」
あっと声をあげて言い淀む。パートナーに選ぶとか、一緒になるとか、言葉の端々に結婚を前提とした会話が紛れ込んでいるのには気づいていた。
「嫌ではないのですが……喜びと不安でどうしたらいいかわかりませんでした。私、本当に翔琉さんのお嫁さんになれるのかなって」
照れながらも正直に伝えると、翔琉さんが隣に座り私の頭を引き寄せた。
「俺のお嫁さんになってくれる?」
それは今度こそ完全なるプロポーズで。翔琉さんの肩にこつんと頭をつけながら、私はぱちぱちと目を瞬いた。
これは夢なんじゃないかと、ちょっぴり疑った。
「こうやって聞くと、きっと君はいろいろと考え出して迷うだろう? そうやって返事をもらえないくらいなら、もういっそそのつもりで話を進めちゃおうと思って」
翔琉さんが私の体を抱きしめながらいたずらっぽく笑う。
確かにプロポーズされた喜びとともに頭に浮かんできたのは、私なんかが相手でいいのだろうかという不安。
「もう君を手放すつもりなんてないから。逃げ道を塞ぐような真似をしてごめん」
あっと声をあげて言い淀む。パートナーに選ぶとか、一緒になるとか、言葉の端々に結婚を前提とした会話が紛れ込んでいるのには気づいていた。
「嫌ではないのですが……喜びと不安でどうしたらいいかわかりませんでした。私、本当に翔琉さんのお嫁さんになれるのかなって」
照れながらも正直に伝えると、翔琉さんが隣に座り私の頭を引き寄せた。
「俺のお嫁さんになってくれる?」
それは今度こそ完全なるプロポーズで。翔琉さんの肩にこつんと頭をつけながら、私はぱちぱちと目を瞬いた。
これは夢なんじゃないかと、ちょっぴり疑った。
「こうやって聞くと、きっと君はいろいろと考え出して迷うだろう? そうやって返事をもらえないくらいなら、もういっそそのつもりで話を進めちゃおうと思って」
翔琉さんが私の体を抱きしめながらいたずらっぽく笑う。
確かにプロポーズされた喜びとともに頭に浮かんできたのは、私なんかが相手でいいのだろうかという不安。
「もう君を手放すつもりなんてないから。逃げ道を塞ぐような真似をしてごめん」