極上御曹司と最愛花嫁の幸せな結婚~余命0年の君を、生涯愛し抜く~
私が車椅子でレクリエーション室の入口までやってくると、子どもたちのそわそわする様子が見えた。
しかし母の手を借りて車椅子から立ち上がった瞬間、子どもたちの視線がこちらに吸い寄せられ、声がぴたりと止んだ。
私が着ているのは翔琉さんが用意してくれたウエディングドレス。
座っている間は裾を小さくまとめていたけれど、立ち上がるとふわりと前後に広がった。
月乃が裾やベールを整え、身だしなみをチェックしてくれる。
「よし、綺麗。メイクも髪もティアラも完璧」
「ありがとう、月乃」
「任せてよ、ヘアメイクは得意なんだから」
月乃自身も気合いの入った真っ赤なドレスを着ていてとても似合っている。
もし彼女が結婚式を挙げる日が来たら、私がそれを着させてもらって、花嫁のお手伝いがしたいなと思った。
「ウエディングドレス、すっごいきれーい」
「私も着たぁい!」
「真っ赤なドレスもかわいいよ。私、あっちが着たい」
女の子たちから黄色い歓声が上がる。
私は父の腕を借りながらバージンロードに見立てた通路をゆっくりと歩いていった。
しかし母の手を借りて車椅子から立ち上がった瞬間、子どもたちの視線がこちらに吸い寄せられ、声がぴたりと止んだ。
私が着ているのは翔琉さんが用意してくれたウエディングドレス。
座っている間は裾を小さくまとめていたけれど、立ち上がるとふわりと前後に広がった。
月乃が裾やベールを整え、身だしなみをチェックしてくれる。
「よし、綺麗。メイクも髪もティアラも完璧」
「ありがとう、月乃」
「任せてよ、ヘアメイクは得意なんだから」
月乃自身も気合いの入った真っ赤なドレスを着ていてとても似合っている。
もし彼女が結婚式を挙げる日が来たら、私がそれを着させてもらって、花嫁のお手伝いがしたいなと思った。
「ウエディングドレス、すっごいきれーい」
「私も着たぁい!」
「真っ赤なドレスもかわいいよ。私、あっちが着たい」
女の子たちから黄色い歓声が上がる。
私は父の腕を借りながらバージンロードに見立てた通路をゆっくりと歩いていった。