極上御曹司と最愛花嫁の幸せな結婚~余命0年の君を、生涯愛し抜く~
「さっき、桃野さんが美人だってわざと言ったでしょう?」
「確固たる信頼があるから、際どいジョークが言えるんだよ」
そう言って左手の薬指にはまっている結婚指輪を指さす。
「俺の心は星奈のものだよ」
そう言って焼けたハンバーグを一度お皿に移し、デミグラスソースを作り始める。いつの間にか料理の主導権を握られてしまった。
「俺の愛はなにがあっても揺るがない。……で、なんの話だったっけ?」
脱線してすっかりもとの話がわからなくなっている。私はええと、と視線を巡らせた。
「社長室で体制変更があるとか」
すると翔琉さんは「ああ、そうそう」と話題を戻した。
「いい加減、武久の負荷を減らさないとな。桃野さんも来てくれたし、この機会にあいつが抱えている仕事を分配しようと思っていて」
私もその一助になるだろうか。少しでも役に立てるなら嬉しい。
「一応、今後のことも含めて武久と相談してみるよ。もちろん、星奈の体調を見ながらだが」
「うん。ありがとう」
翔琉さんができあがったデミグラスソースをハンバーグに絡めて軽く煮込む。
「確固たる信頼があるから、際どいジョークが言えるんだよ」
そう言って左手の薬指にはまっている結婚指輪を指さす。
「俺の心は星奈のものだよ」
そう言って焼けたハンバーグを一度お皿に移し、デミグラスソースを作り始める。いつの間にか料理の主導権を握られてしまった。
「俺の愛はなにがあっても揺るがない。……で、なんの話だったっけ?」
脱線してすっかりもとの話がわからなくなっている。私はええと、と視線を巡らせた。
「社長室で体制変更があるとか」
すると翔琉さんは「ああ、そうそう」と話題を戻した。
「いい加減、武久の負荷を減らさないとな。桃野さんも来てくれたし、この機会にあいつが抱えている仕事を分配しようと思っていて」
私もその一助になるだろうか。少しでも役に立てるなら嬉しい。
「一応、今後のことも含めて武久と相談してみるよ。もちろん、星奈の体調を見ながらだが」
「うん。ありがとう」
翔琉さんができあがったデミグラスソースをハンバーグに絡めて軽く煮込む。